『建築BIM』及び『建材・設備EPD』
合同説明会の実施について
『建築BIM』及び『建材・設備EPD』
合同説明会の実施について
1.趣旨・目的
- 政府において、建築BIM、建築物のライフサイクルにおける温室効果ガス排出量削減に向けた評価方法の構築の取組が推進されている。
- 両者は、目的は異なるものの、その実施に当たっては、建材・設備に係る情報、具体的には、個々の建築物を構成する建材・設備に係る属性情報とライフサイクルカーボン情報が不可欠の要素である点で同じである。将来的には、両者の連携、つまり、カーボン評価ツールのBIMへの組込によって、建材・設備に係るライフサイクルカーボン情報が属性情報の一つとして、建築BIMにおいて建築物のエンボディドカーボンが計算されることが指向されている。
- 一般に建材・設備メーカーでは、両業務の社内での担当部署が異なっているのが実情であるが、両者が連携するとなると、自社製品に係る両者の情報の提供の仕方について会社としての総合的・整合的な判断が求められることになると考えられる。
- 現在、両者の情報の作成・提供のあり方に関して、建築BIMにおいては属性情報の標準化等が検討されており、他方、建築物のエンボディドカーボンにおいては建材・設備カーボン表示(EPD)データの収集・整備等が検討されているところである。
- 建材・設備メーカー等の今後の対処方針の検討に資するために、この機会に、両者の制度設計に関する動向を共有することが有意義と考え、合同説明会を実施するものである。
2.説明内容等
- ⓪主旨説明
- 清家 剛 氏(東京大学大学院教授) [説明時間]5分
【概要】合同説明会の開催趣旨の説明
- ①建築BIM
-
演題①-1:建築BIMに関する取組状況について
[講師]吉田 哲 氏(㈱日建設計) [説明時間]13分
【概要】建築BIM推進会議における建築BIMに関する取組の全体像演題①-2:属性情報の標準化の検討状況について
[講師]三戸 景資 氏(清水建設㈱) [説明時間]13分
【概要】標準化TFにおける部位別・工種別属性情報の標準化の具体的な検討状況についての説明
- ②建材・設備EPD
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演題②-1:建築材料・生産におけるEPD
[講師]磯部 孝行 氏(武蔵野大学講師) [説明時間]13分
【概要】ゼロカーボンビル推進会議データベース検討SWGにおける建材・設備EPDに関する具体的な検討状況(建材・設備EPDの現状・課題を中心に)についての説明演題②-2:EPDデータ収集・整備の方向性と建築BIMとの連携について
[講師]清家 剛 氏(東京大学大学院教授) [説明時間]13分
【概要】データベース検討SWG の本年度とりまとめ(EPDデータ収集・整備の方向性を中心に)と建築BIMとの連携の見通しと課題についての説明
3.実施時期
2024年3月26日(火)13:00~14:00 建産協の会員団体・企業(賛助会員も含む)にご参加頂きました。
4.資料
- ⓪主旨説明【PDF:293KB】
- ①-1:建築BIMに関する取組状況について【PDF:5.41MB】
- ②-1:建築材料・生産におけるEPD【PDF:3.87MB】
- ②-2:EPDデータ収集・整備の方向性と建築BIMとの連携について【PDF:2.60MB】
※①-2の資料はございませんのでご了承下さい。