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断熱性能を示す数値が理解できませんが? |
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建物全体の断熱性は「熱損失係数(Q値)」、部位は「熱貫流率(K値)」、断熱材は「熱抵抗値」で表示します。 |
●「熱損失係数(Q値)」
家の保温性・断熱性を数値で示すものとして「熱損失係数(Q値)」があります。最近では、住宅の広告に表示されるケースが増えてきているので、記憶にある方も多いと思います。これは、室内外の温度差が1℃あるときに、建物全体から1時間当たり逃げ出す熱量(熱損失)を床面積で割った数値のことです。この値が小さければ小さいほど熱が逃げにくく、断熱性・保温性の高い住宅と言えます。
●「熱貫流率(K値)」、「熱抵抗値」
Q値は建物全体を対象としたものですが、壁・天井・窓など、単独の部位を対象として断熱性能を表示する場合は、「熱貫流率(K値)」を用います。K値とは、部位を通過する熱の通過のしやすさを示す数値で、断熱性のよい窓や壁の場合はその数値が小さくなります。
また、厚みのある断熱材など、部材単独の断熱性を表す場合には「熱抵抗値」が用いられます。熱抵抗値は、K値とは逆に材料の熱の伝わりにくさを示したものです。熱抵抗値は、部材の厚さをその材料の熱伝導率で割った数値であり、厚みがあって熱伝導率の小さい部材が大きくなります。断熱性を高めるためには、熱抵抗値の大きい部材が必要で、それが断熱材という訳です。
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