省エネルギー建材普及促進センター 省エネ建材で、快適な家、健康的な家
Q&A
Q9 断熱住宅での冷暖房設備は、何が良いのでしょうか?
A 関東以西ではヒートポンプシステムの暖冷房がおすすめです。

関東以西の40坪程度の住宅であれば、1台のヒートポンプシステムで暖房も冷房も間に合います。北関東以北になりますと、暖房側をヒートポンプから石油温水暖房や電気蓄熱暖房などに替えなければなりません。床暖房も暖房効率が向上しますので、温度管理がしっかり行われれば快適性と省エネ性の両方が得られます。

後は下記の点にもご注意ください。
開放型のストーブは使用しない。
開放型ストーブの器具から排出される燃焼排ガスには、有毒な一酸化炭素や窒素酸化物が含まれますので、それを排除するためには大量の換気が必要になり、断熱した意味が無くなってしまいます。また、大量に排出される水蒸気が結露の原因となり、毎日念入りに掃除をしなければカビ・ダニの温床になります。

暖冷房では加湿と除湿を留意してください。
特に、断熱住宅になりますと冬期の室温は高めに推移しますので、相対湿度が低め(40%以下)になり、乾燥しすぎになります。これを防ぐには加湿器がよいでしょう。また、除湿について言えば、近年は比較的良好な除湿機能を持っているエアコンがあります。特に、次世代基準に則った気密性の高い建物では湿気(すきま風)による除湿負荷が減りますので、エアコンの除湿効果は向上します。

多機能ヒートポンプシステム
従来の室外ユニットと室内ユニット(エアコン)のセットに、蓄熱機能を持った貯湯ユニットを接続させ、廃熱を給湯に利用したり、エアコンの運転に必要なエネルギーを軽減する省エネタイプ。


戻る

copyright(c)一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会