クリオン社 ハーモナイトシーズ

 ○物件場所  愛知県西加茂郡
 ○施工日    2001.11.3(リフォーム)
 ○施工場所  右図に示す(寝室))
 ○施工面積  12u 気積比:0.48(室容積:25m3)
 ○計測期間  2000年(施工前)と2001年以降

施工前後の5年間分の、日内の温度差(最高温度−最低温度)と相対湿度差(最高相対湿度−最低相対湿度)をグラフにした。
施工前と後5年間を比較してみると、施工前に比べて施工後は左下に集中しており、日内相対湿度差および日内温度差が小さくなっていることがわかる。日内相対湿度差の平均値でみると施工前が12.9%であったのに対し施工後は9.4%に低下している。

調湿建材が湿度を調整する理由
見本

開放型の石油ファンヒーターを使用しており、施工前の冬(11〜2月)は相対湿度が60%を超える状態が度々みられたが、施工後の相対湿度は平均して53%程度で保たれており、調湿建材がが吸湿して室内の水蒸気量をコントロールしている。

初夏から秋(5〜10月)にかけても換気やエアコンの影響はあるが、相対湿度は50%前後で維持されている。

また、春先(3・4月)では相対湿度はあまり差がみられないが、絶対湿度がやや高いことから、室内の水蒸気量を増やし乾き気味の湿気環境を緩和していることがわかる。

施工部は 施工図(2F)に示す寝室部のサッシを除く西壁と北壁全面